手芸における編み物の種類について徹底解説!【画像付き】

未分類

編み物を始めようと考えると、ハードルが高く感じてしまいますよね。「編み物は初心者でもできるのか知りたい」「手先が不器用でもできるのか知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、

・編み物に必要な道具

・編み物の種類

・初心者でもできる編み物

を解説します。編み物の種類はもちろん、編み物を始める前に準備できることまで触れていますので、編み物を始めようと考えている方はぜひ参考にしてください。

編み物の歴史について

編みの起源は古く、旧石器時代にまで遡ります。世界的に発見されている最初期の編み細工は、1本の連続した糸を編んで作った網です。日本でも、縄文時代早期に漁網が編まれていたことがわかっています。やがて、糸・藁・紐・竹などを素材とした、手や針を針を用いて様々な生活道具(籠・敷物等)や衣類が作られます。

年代が確定された最古のものは、帝政ローマ時代のシリアのローマ植民都市ドゥラ・エウロポスから発見された3世紀のものとされています。

編み物の糸や種類についてご紹介していきます。

編み物の糸について

編み物をする上で糸の種類を知っておくと、自分好みにアレンジできるメリットがあります。ここでは、糸の種類や特徴を見ていきましょう。

糸の種類

ウール:自然な仕上がりと手触りが特徴

ウール糸は、羊毛など動物の毛を使用して作られており、軽く暖かく肌ざわりがよく保湿性が高い特徴があります。モコモコで弾力のある肉厚な素材が魅力で、やわらかく体を包み込んでくれる安心感があります。色や種類が豊富なため、色々なバリエーションのマフラーや手袋、セーターなど身に着けるアイテムにはピッタリです。

ナイロン・アクリル:耐久性に優れている

ナイロン・アクリル糸は、化学繊維で作られており、耐久性の高さが魅力です。さまざまな用途に使いやすく、リーズナブルな価格で販売されているため、編み物の練習用として使うのもぴったりです。耐久性や強さにはたくさんの可能性が秘められており、強度だけではなく、染色性が高く鮮やかな色に染まるという点も特徴的です。色展開も豊富であり、バリエーション豊かな編みぐるみや小物作りに向いています。

コットン(綿):水洗いしやすい

コットン(綿)糸は、通気性がよくさらりとした肌ざわりのよい仕上がりが特徴です。また、吸水性、発色性、熱に強くて丈夫なため、季節問わず使いやすく、水洗いしやすいのも魅力になっています。電気抵抗が他の繊維より少なく水分の吸収が良い為、冬の大敵バチバチ静電気が発生しにくいです。サマーニットや子供服にうってつけです。

リネン(麻):ナチュラルで涼しげさが特徴

リネン(麻)糸は、クラフト紙のようにナチュラルな風合いが特徴です。繊維の中では最も丈夫なため、ウールなどの耐久性向上のために少量混紡・合撚されることもあります。コットンより吸湿性があり、汗などをすぐに吸湿して発散させるので着用していて快適です。コットン(綿)と同様に夏にも使いやすく、バックや小物入れなどおしゃれに仕上がります。

シルク(絹):なめらかな仕上がりが魅力

シルク(絹)糸は、つるりとなめらかな手ざわりと光沢があり、高級感ただよう仕上がりが特徴的です。通気性に優れており、春用アイテムに使われます。レース編みの小物や透かし編みのショールなど、繊細な仕上がりが魅力的な作品作りに向いています。また、摩擦には弱いですが引っぱり強度は強く、ウールやコットンと混紡されることも多いです。

カシミヤ:柔らかい肌さわりと光沢のある上品さが特徴

カシミヤ糸は、カシミヤヤギの毛で出来ており、厳しい冬を生きるために、寒くなると柔毛が生えてきて、春になり暖かくなると春の毛へと生え変わります。自然の厳しい寒さに適応するために生えた珍しい特殊な素材なため、保温・保湿性に優れていて、軽く柔らかい肌ざわりと光沢のある上品な風合いが特徴です。

編み物の種類と道具について

かぎ針編み

かぎ針編みをするのに必要な道具は、かぎ針棒・ハサミ・毛糸です。

かぎ針の特徴は先端がフック状になっていて、ペンのように持ちながらフックに糸をかけて引き抜く作業を繰り返して編みます。毛糸の太さによって、かぎ針棒の太さも異なります。

棒針編み

棒針編みに必要な道具は、棒針・とじ針・ハサミ・毛糸です。

棒針編みには、棒針の持ち方・糸のかけ方によって「アメリカ式」と「フランス式」の2つの方法があり、日本で知られているのはフランス式になります。アメリカ式とフランス式の違いを簡潔にご紹介します。

アメリカ式

「右手」の人差し指に糸をかけて、ひと目ずつ糸をかけながら編みます。

しっかり編めて目が揃えることができますが、しっかりと編めるため、きつく編めてしまいます。

フランス式

「左手」の人差し指に糸をかけ、小指と薬指の間にはさんで固定し、左にある糸を右の針でかけながら編みます。

両手をバランスよく使いながら編めば早く編むことができ、編み目はふっくらとしています。

ゆび編み

ゆび編みには必要な道具はなく、ゆび・毛糸だけで編みます。

指編みは針を使わずに手で編んでいくため、お子さまでも簡単にできる編み物として人気です。

リリヤン

リリアンに必要な道具は、編み機・毛糸です。

編み機の大きさや使う糸の太さによって仕上がる編み地はさまざまで、幅広い作品作りが楽しめます。編み機は家にあるペットボトルや牛乳パックなどと割り箸とを組み合わせて自作できます。

初心者さんにもおすすめの編み物

まず始めは、小さいものから挑戦するのがおすすめです。例えば、小さめのコースターやアクリルたわしなどです。「ものを作る楽しさと達成感」を体験することによって、次回作への意欲がわき、編む技術も身につきます。

もし、棒針やかぎ針が自分には難しいと思うのであれば、ゆび編みやリリアンに挑戦してみるのもいいですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、編み物の種類についてお伝えしました。私自身は、不器用で編み物などを始めても途中で 諦めてしまうことが多かったです。その中でも、小さい頃はリリアンで小さめのマフラーをよく作っていたことを覚えています。

道具を揃えるにあたって悩んでしまう場合は、毛糸玉についているラベルを確認すると、最適な針の太さがで書いてあります。通販や手芸店などでキットから挑戦してみるのもおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました